野球肘・野球肩
野球をしていて肩・肘の痛みがある方へ(水泳をされている方も)
野球肩・水泳肩とは、滑液包炎、棘上筋腱炎、上腕二頭筋腱炎、肩甲上神経麻痺による棘下筋萎縮、インピンジメント(impingement)症候群、上腕骨骨端線障害(リトルリーグ肩)などの投球動作によって引き起こされる、様々な肩関節障害の総称です。
野球肩はオーバーヘッドスローイング動作を行うスポーツ全般で発症しますが、特に野球のピッチャー、キャッチャー、バレーボールのアタッカー、テニスのサーブ・スマッシュ時、アメリカンフットボールのクォーターバック、水泳(クロール、バタフライ)、ハンドボール、陸上競技のやり投などでも起こります。
野球肩・水泳肩の原因は一概には言えませんが、一般的には使いすぎによるもの(over use)とフォームが悪いなどといった使い方の問題(miss use)によるものと考えられています。
このような症状は注意!!
- 肩を動かすと痛い(投球動作など各スポーツにおける動作)
- 肩を上げる途中の一定の角度だけ痛く、他の角度では痛みがない(60~120°の間だけ痛い)
- 手のひらを返す動作で痛みが出る
- 腕を90°挙げた状態を維持できない
- 成長期で投げすぎた時に痛みが出る
- 変化球を多く投げる
当院の施術
- 年齢と投球数、投球頻度や持ち球(カーブなどの球種)を把握します。
- 痛みのレベルや症状の重さを徒手テストにて判別します。
- 投球動作分析をします。
- 痛みの原因となる筋肉のストレッチやマッサージを行います。
- 痛みの改善後、投球フォームの原因となる姿勢や筋力を分析・評価し、投球動作を改善させます。
野球肩は、野球肘と同様に体の開きが早く起こり腕でコントロールをつけなければならない手投げのフォームのピッチャーや、変化球を得意とするピッチャーに多い傾向にあります。投球フォームには全身の関節運動が関与するため、原因は多様です。 特に野球を得意とする当院へご相談ください。